秋の山野を歩いていると、白い星形の花が咲いているのを見かけることがあります。
アケボノソウは、秋にかけて咲く、清々しい印象の花を咲かせる植物で山地の湿地や湿原に生育するため、自然観察の対象として人気がある山野草です。
私の地域では山道と言うより登山口まで行く林道沿い咲いてることが多い感じがします。
アケボノソウの特徴
- アケボノソウは、直立した茎を伸ばし、高さ50〜90cmになります。
- 葉は対生し、卵状楕円形です。
- 花は直径約2cmで、白色または乳白色をしています。
- 花冠は5裂し(6裂や4裂になることもあります)、各裂片に2つの黄色い蜜腺と紫黒色の細かい斑点があります。
花期
アケボノソウは、山地の湿地や湿原に、9月から10月にかけて咲きます。
レッドデータ
2023/9現在、環境省カテゴリでは指定されていません。 5都道府県で絶滅危惧種の指定がされています。
アケボノソウの自然観察のポイント
アケボノソウは、山地の湿地や湿原に生育します。そのため、自然観察をする際には、このような場所を探しましょう。
同じような場所でダイモンジソウも見かける事があるのでそちらも探してみて下さいね。
アケボノソウの花は、白色または乳白色です。また、花冠には2つの黄色い斑点があります。
密を求めた蟻などがよく花に集まってることがあります。
リンドウ科センブリ属 アケボノソウ (曙草 / Swertia bimaculata)