ダイモンジソウとジンジソウは、ユキノシタ科の多年草で、日本全国の山地に生育しています。どちらも秋に咲く花で、似た見た目をしていることから、見分け方を間違える人も多い植物です。
ダイモンジソウとジンジソウは、秋に咲く似た花ですが、いくつかの特徴で見分けることができます。ぜひ、この機会に、ダイモンジソウとジンジソウの違いを学んで、秋の山歩みを楽しんでみてはいかがでしょうか。
特徴
ダイモンジソウの花は、5弁花。花弁は、長さ約2cmで、先端は尖っています。葉は、長さ2~4cm、幅1~2cmの楕円形で、互生しています。
ジンジソウの花は、5弁花。花弁は、長さ約1cmで、先端は丸みを帯びています。葉は、長さ2~4cm、幅1~2cmの楕円形で、ダイモンジソウよりも細長いです。
花期
花期はどちらも、9~11月です。気持ちダイモンジソウの方が早く咲き始め、後からジンジソウが咲いてくる感じがします。
レッドデータ
2023/9現在、どちらも環境省カテゴリでは指定されていません。 9都道府県では絶滅危惧種の指定がされています。
ユキノシタ科 ユキノシタ属 ダイモンジソウ (大文字草 / Saxifraga fortunei var. incisolobata)
ユキノシタ科 ユキノシタ属 ジンジソウ (人字草 / Saxifraga cortusaefolia)