サマリンドウは、秋に山林の林下に咲く可憐な花です。
日本固有種で、三重県の朝熊山(朝熊ヶ岳)で最初に発見されたことが由来で名前付いています。
私事ですが年間通して一番よく登っている山が朝熊山なので身近な植物だったりします。
アサマリンドウの特徴
アサマリンドウは、リンドウ科リンドウ属の多年草です。草丈は10-25cmで、茎は直立または斜上します。葉は卵形または長楕円形で3-9cmで3本の葉脈が目立ち、縁が波打つことが特徴です。
花は9~11月に咲き、茎の先端か上部の葉の脇に1~4個、漏斗状・鐘型の花を上向きに咲かせます。花色は青紫色で、長さは4~5cmで表面に薄緑色の細かい斑点があるのが特徴です。
比較的、明るい日陰で水捌けの良い場所でよく見かけます。
レッドデータ
2023/10現在、環境省のカテゴリでは指定されていませんが、1都道府県では絶滅危惧種の指定がされています。
リンドウ科 リンドウ属 アサマリンドウ(朝熊竜胆 / Gentiana sikokiana)
あとがき
アサマリンドウは朝熊七草のひとつです。
朝熊七草についてはこちらでまとめてますので一緒に確認してくださいね。