三峰山は、奈良県と三重県の県境に位置する標高1,235mの山です。高見山地に属し、日本三百名山の一つに数えられています。
三峰山の特徴は、なんといってもその雄大な景色です。山頂からは、奈良盆地や伊勢湾を一望することができます。
また、山頂には広大な高原が広がり、四季折々の自然を楽しむことができます。
冬場の無氷が有名な所ですが、9月にはヤマハハコが一面に咲くことでも知られています。
ヤマハハコ狙いなら三重県の飯高側の「ゆりわれコース」がお勧めですが今回は奈良県の御杖村側から登ってきました。
御杖村側からのコースでは林道を経て山頂に至る、比較的歩きやすいコースです。
詳細は下記キャプションで。
何時もは三重県松阪市飯高側から登ってる事が多いですが、たまには奈良県御杖村側から登ろうかなって事でやってきました。
御杖村側でも登山者専用駐車場が設けられていますので車で来られた際はそちらに駐車しましょう。
スタートして暫くは舗装路歩きになります。
舗装路の道中ではいくつかの山野草を見ることが出来ます。
田んぼの脇とかにも良く咲いてますがイボクサが咲いてました。
こちらはカワシバハグマかな。
舗装路も終わりここから土道の山道へ。
よく整備されていてとても歩きやすい道が続きます。
この季節はいたるところでヤマジノホトトギスが咲いてます。
ヤマジノホトトギスは、山地の林内に生える多年草。茎に下向きの毛があり、花被片が平開になる。花期は8~9月頃。
山の気配は初秋ですが、気温はまだまだ高く本日は真夏日。
道中には休憩や突然の雨などあったときに逃げ込める小屋や東屋がいくつかあります。
途中、休憩に利用しながら登ってください。
その中の1つの小屋の窓にいい感じに空映り込んでいたのでパシャリと撮影。
スタートの舗装路からありますがこのコースは白や赤色のゲンノショウコが沢山咲いています。
又、中腹付近からはママコナもいたるところで見かける事が出来ますので是非探してみて下さい。
道中、切り開かれた展望ヵ所もありますので足を少し止めて景色も楽しみながら。
なんか視線を感じたらそこには鹿がこっちを見つめてました。
山頂まではもう少し頑張て登ります。
そして三峰山、山頂へ。
ここから八丁平へ降りてヤマハハコの生息地へ移動します。
八丁平では開けており休憩・ランチなどするのにいい場所です。
又、八丁平ではトリカブトが沢山咲いています。
毒草ですがこの季節には綺麗な青紫色の花を咲かせます。
そしてお目当てのヤマハハコのお花畑へ。
今年も沢山咲いてくれていました。
丁度、見頃を迎えた頃に来れてラッキーでした。
ヤマハハコは、キンポウゲ科ハハコ属の多年草です。
高さは30~70cmで、茎は綿毛で覆われています。葉は互生し、長さ6~9cmの狭披針形です。
花は茎頂に集まって咲き、花被片は白色で、花弁のように見えます。花期は9月上旬から中旬です。
ここからは撮影会の始まりで同じような写真を大量生産。
沢山楽しんだのでこれにて下山します。
少しづつですが山も秋色へ変化してきてました。
又、紅葉の季節にでも遊びに来ようかな。
まだまだ暑い日も続きますので余分目の水を持ってハイキングを楽しんでくださいね。
奈良県御杖村、三峰山登山者専用駐車場はこちら。