熊野古道伊勢路は、三重県の伊勢市から和歌山県の熊野市に至る、全長100kmの古道です。熊野三山への参詣道として栄えた歴史があり、日本遺産にも登録されています。
馬越峠は、熊野古道伊勢路の中で、最も美しい石畳道が続く峠として知られ三重県北牟婁郡紀北町と尾鷲市の境界に位置します。
車でアクセスするには、紀勢自動車道紀北町インターチェンジから国道42号線を尾鷲方面へ進み、紀北町馬越で県道105号線に入ります。県道105号線を約2km進むと、馬越峠に到着します。
が、馬越峠の駐車スペースは狭い為、手前にある道の駅 海山に車を置かせてもらって行くのが良いかと思います。 道の駅から登山口まで徒歩10分程度です。
ちょっとスイッチが入ったので馬越峠へ行くことになりました。
いつも通りですが道の駅 海山に車を置き出発します。
10分程度歩けば馬越峠の入口に到着。
ここにも車を止めるスペースはありますが5台程度しか止めれない為、シーズンは駐車困難です。
暫く進めが、よく熊野古道のポースターで見かける雰囲気の場所が続きます。
石畳道は江戸時代に整備されたとか言われているそうで1.5kmほど続きます。
この日は雨上がりに来てしまったので石畳道はめちゃくちゃ滑りやすい状態でした。
ホント、登るのはまだいいですが、帰りに下るのがこけない様にすごく気を使った一日。
晴れて乾燥していても滑りやすいので注意して歩きましょう。
又、ストックの石突は石畳道を傷つけるのでゴムキャップ付けておきましょう。
暫く進むと石積みの祠で夜泣き地蔵尊があります。
明治までは旅人の無事を祈る石地蔵があったとか。
夜泣き地蔵尊を過ぎて暫くすると小川が現れます。
水はとても綺麗でまだ暑い季節が続くのでちょっとクールダウンするにはいい場所です。 飲み水としては向かないかな。
石畳道はまだまだ続き
途中、ちょっとした渡渉もあったりします。
ドボンするような場所ではないですが、防水の効いた靴で来られる方がいいかもですよ。
石畳道も終わるとちょっとした展望ヵ所があります。
前に見える山は高丸山になるのかな。
よくあれが便石山やでとか言ってる方が見えますが便石山はここから西の方角なため見えないので注意してくださいね。
何かお花ないかなって探していたのですがヒナノシャクジョウは沢山出てました。
ここ三重県では絶滅危惧種2類に指定されていますので大切にしましょう。
そして腐生植物なので仮に持って帰っても絶対に育たないので盗掘しないように。
ここには立派な桧も沢山あります。
足場が悪くしたばかり見がちですが時々見上げてみても下さいね。
そして馬越峠に到着します。峠の看板は朽ちて倒れてしまってました。
ここからは3つの分岐になります。
・尾鷲に降りる
・便石山へ行く
・天狗岩山へ行く
・来た道を帰る
になりますが峠から600mほど歩けば天狗岩山まで行けて絶景なので歩いて行ってみて下さい。
便石山方面は階段地獄になるのでそれなりに歩ける方専用です。
天狗倉山までの道はしっかりしているので迷うことはないと思いますが峠からはどちらかと言うと山道です。
山頂手前で展望ヵ所があり尾鷲湾を見下ろすことが出来ます。
この場所は平らな場所が広くご飯にするにも場所はいいと思います。
最後、頂上の岩を登れば山頂プレートがありますが梯子なので無理して登らないようにしましょう。登るのはいいけど下るとき怖いかもw
岩のには天狗倉山のプレートがあります。
眺望は山頂下の展望ヵ所とあまり変わりません。
来る前に高速のサービスエリアでご飯を買ってきました。
この辺ではめはり寿司にさんまずしが有名なので是非食べてみて下さいね。
山頂の岩を登らない方が眺望はよかったりしますよ。
後は、来た道を戻り帰路になります。
周回コースなどもありますが道が不明確だったりするので行かれる際は下調べをしっかりしてから行ってください。