秋の森を歩いているとこんな時期にギンリョウソウを見かける事があります。
初夏の時期に見かけるのはギンリョウソウですが秋に見かけるのはギンリョウソウモドキです。
別名でアキノギンリョウソウとも呼ばれています。
ギンリョウソウモドキは、葉緑素を持たず、菌類と共生して生きている菌従属栄養植物です。そのため、葉は鱗片状で、光合成を行うことができず、白い色をしています。
ギンリョウソウモドキは、ギンリョウソウとよく似ていますがいくつかの違いがあります。
違いは下記の通りです。
ギンリョウソウ
- 花期は初夏
- 花後に花茎は消える
- 果実は液果
ギンリョウソウモドキ
- 花期は秋
- 花後に花茎は残る
- 果実は蒴果
ギンリョウソウに比べ個体数が少ない為、中々出会えないかもしれませんが、秋の森を彩る、美しい白い花です。
秋の森を散策する際には、ぜひギンリョウソウモドキを探してみてくださいね。
ツツジ科 シャクジョウソウ属 ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬 / Monotropa uniflora)